一般眼科(眼科一般診療)
アレルギー結膜炎・ドライアイ・麦粒腫(ものもらい)・眼精疲労・飛蚊症・眼科定期検診など。
当クリニックでは、眼瞼から角膜や結膜など眼表面から眼の中(眼底)まで、眼科疾患全般を診療致します。お気軽にご相談下さい。
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎とは、外から入ってくる異物(花粉・大気汚染物質・ハウスダスト)に対して、眼が過剰に反応することで起こります。結膜は直接外界と接しているので、いろいろな異物が入ってきます。
アレルギー性結膜炎の代表的な花粉症は、スギ、ヒノキ、ブタクサが代表的な眼のアレルギーを起こす原因物質ですが、カモガヤやヨモギなどもあります。
大気汚染物質では黄砂・PM2.5、ハウスダスト、ダニや動物のフケや毛、カビなどで眼はアレルギーを起こします。
アレルギーを起こすとまず目やまぶたが痒くなり、充血をしてきます。さらに目やに、流涙、くしゃみ、鼻水,鼻詰まりなど人によって様々な症状が発生します。
現代病ともいえるアレルギー性結膜炎の治療ですが、抗アレルギー剤の目薬の点眼が行われます。症状が強い場合には、ステロイドが入った目薬を併用する場合もあります。
また花粉症の初期の療法としては飛散時期の2週間ほど前から抗アレルギー剤の点眼や内服を始めると、症状を抑えられると言われます。花粉症の治療や対策をご希望の方は、早めのご来院をお勧めいたします。
ドライアイ
ドライアイは、涙腺から出る涙の量が少なくなったり、涙の蒸発が増したりで目を保護している涙の膜が乾いた状態になることです。最近、スマートフォンやパソコンなどの普及により目を酷使して、目が疲れやすい、または何となく目に不快を感じるという人が増えてきています。
ドライアイの主な症状は、目が重い・目が疲れやすい・目がゴロゴロする・目がかすむなどで、白っぽい目やにが出たりします。症状が進行して結膜や角膜に炎症が起きると目に痛みがともない充血して、まぶしさを感じたりします。また、目に入ってきた細菌や花粉などの異物をすぐに涙で洗い流すことができなくなって、感染症やアレルギーなどが起こりやすくなります。
ドライアイはまず点眼治療から開始となります。 患者さんの状態によって様々なタイプ(涙液分泌低下型や蒸発亢進型など)があり、それぞれのタイプに合った点眼がありますので、適した診断をして治療していきます。
麦粒腫(ものもらい)
麦粒腫とはまぶたの脂腺や汗腺の急性化膿性炎症です。原因は主に細菌感染によるものです。
初めはまぶたに局所的な赤みが出現し、痛みやかゆみがあり、まぶたが徐々に腫れます。炎症が強い時は、はれや痛みも強く、まぶたが挙がらなくなることもあります。また化膿が進むと、腫れた部分が破れて膿が出ることがあります。
病状によって異なりますが、点眼薬だけで様子見る場合と、点眼薬と併用して眼軟膏や抗生物質や消炎剤の内服薬を併用する場合があります。化膿が進んだ場合は切開して膿を出すこともあります。
まぶたを清潔に保ち、あまり触らないようにすることが大事です。
眼精疲労
眼精疲労とは、通常の作業もかかわらず目の疲れが強く、休息しても回復しない症状をいいます。目が痛い、かすむ、充血から頭痛や肩こり、イライラする、吐き気といった全身症状に現れることもあります。
眼精疲労を起こす原因としては、屈折異常(近視・遠視・乱視)や調節異常(老眼)、長時間のパソコンやゲームなど画面を見続けるなど、眼に負担のかかる状況が続いたりすることが挙げられます。
また、眼精疲労は白内障や緑内障などの病気が原因となって起きることもありますので、気になることがありましたら早めに医師に診断してもらいましょう。
飛蚊症
飛蚊症とは、明るい場所や青空を見上げた時に目の前に浮遊物が飛んでいるように見える状態のことです。
眼球の中の硝子体という透明なゲル状のものが混濁することによって起こります。
飛蚊症は、中・高齢者や近視の人に多く見られ、ほとんどの場合心配いりません。しかし、目の病気の前触れであることもある場合もあり、失明につながる病気と関係があることもあります。
飛蚊症になったら、一度眼科医の診断を受けましょう。
眼科定期検診
40歳を過ぎたころから、加齢による目の疾患(緑内障など)にかかりやすくなります。しかし特に初期の段階では痛みや視力低下などの症状を伴わないことが多いので、発見の遅れが問題となります。
緑内障をもつ肉親がいる方、近視が強い方、疲れ目などの症状がある方は特に、定期的に検診を受けられることをおすすめします。